スポンサーリンク

幸せな3.11


8年。

東北の大きな大きな震災から。

nepal-2184940__340

同列に並べるのは申し訳ないのですが、

東北の震災から

ひと月経たない間に

夫を亡くした私も、

喪失感に苦しみました。

あたたかい食べ物も、着るものも困らない。

プライバシーを保たれた場所で生活出来る。

けれど、夫はもう隣にいない。

「震災に遭った人に比べたら

幸せだから頑張りなさい。」

と、よく言われました。

確かにそうだ。

そうかもしれない。

甘いと言われるだろうが、

「頑張って。」

が、辛かった。

無理して、動いて

無理して、笑って

無理して、頑張って。

内科医に処方されていた

不安や緊張を和らげる薬や

睡眠導入剤でなんとか、

切り抜けて来たものの、

一周忌を迎える頃、自ら、

「精神科の病院を紹介して下さい。」と

内科の医師にお願いしました。

誰も悪くなかったのです。

無理してでも動いていなければ、

無理してでも笑っていなければ、

無理してでも頑張っていなければ

今の幸せな私はいません。

血のにじむ様な

苦しみを味わいながら、私に

鬼となって

両親は叱咤激励し続けてくれました。

夫のあとを追わないように

してくれたと思います。

ある朝、畑に行っている両親に

ようやく、

台所に立てるようになった私が

みそ汁を作っていたのを見て

どんなに

嬉しそうな顔をしてくれたか。

照れくさくてまともに目を合わせられませんでしたが

「うまい。」と

言っておかわりしてくれた時は

頑張って生きてて良かったと。

それでも、

次から次へと

生きていれば

試練の100本ノックは続きます。

最中は、自分ばかりが大変。

また、悲劇のヒロインになっている?

滑稽で笑うしかない。

とりあえず、笑っときましょっか?

笑う門には福来る。

いつか笑い話に出来る日が

きっと来ます。

(ちょっと涙も混じるけれど。)

自分ばかりが大変じゃないと

思わせてくれる

励ましあえる

出会いもやって来ます。

今日も、明日もあさっても、

泣きたくなっても、つらくても

「もう、やんなっちゃう。」と

笑える余裕で過ごしたい。

来年、3月11日、一緒に笑いましょう。

tree-338211__340

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました